A 初期費用の安さに釣られると後で高くつく場合があります。
ヒゲ脱毛の費用は健康保険が使えず全額自己負担なので、ツルツルにするためには10万円以上かかるのが普通です。医療費控除や高額療養費制度などの対象にもなりません。
そのため「できるだけ安いところがいい」というのが利用者としての本音ですが、ここで立場を逆転してみましょう。あなたがもし安さで集客をしているエステや病院のオーナーだったら、どうやって利益を出しますか?
1)客単価を上げる・・・
一人あたりが払う金額を増やす工夫をします。具体的にはオプションを勧める、物品を販売する、一回あたりの料金が安くても長期に通ってもらうようにするなどの方法ですね。
入り口の料金は安いのに、気がついたら細かく上乗せされていて最終的な金額は高くなることがあります。
2)コストを下げる・・・
人件費を切り詰める、機材を新しくせずに古いままで使うなど、固定支出を減らす工夫をします。
従業員の定着率が下がって高い技術を持った担当者がいなくなり、技術的に乏しい新人さんが施術を担当する場合が出てきます。機材も最新のものを入れられず、古いものを騙し騙し使っていくことになりますね。
3)回転数を上げる
同じ時間でいかに多くのお客さんを入れ替えしてさばけるか、という工夫をします。
多くの予約を受け付けるため待合室は混雑して待ち時間も長く、施術する人も一日の処理人数が多いため疲労がたまり雑な仕事をする恐れがあります。
このように何かを削っているから安いのであって、安くても全てを満足できるということはサービス業においてはありえません。犠牲になっている部分が利用者にとって妥協できる部分なのかどうか、じっくり見極めてクリニックを選ぶようにして下さい。
自分が払う金額を抑えるためには、最初から一番信用できるクリニックで治療を受けることが必要です。エステでは永久脱毛できませんのでこの先ずっと脱毛に通い続けなければいけませんし、安さが売りの施設では化粧品などを勧められることも多いです。セールスはしませんとはっきり謳っているクリニックの評判をあたってみて下さい。