歴史の教科書でおなじみ、エイブラハム・リンカーン。その立派なあごひげは誰の心にも強く印象として残っていると思います。
リンカーンははアメリカ合衆国の第16代目大統領だった人物で、アメリカ合衆国では初となる共和党所属の大統領。特に奴隷解放宣言など人権運動に貢献した功績で「奴隷の父」とも呼ばれていますね。
リンカーンは歴代大統領の中でも身長が高かったらしく、193センチくらいはあったと言われていますし、顔が面長だったので雰囲気がやや間延びして見えてしまっていたようです。
彼のトレードマークは頬からアゴにかけて生やしていたヒゲですが、これは大統領選挙のときに11歳の少女から「ヒゲを生やしていた方が立派な人に見えると」言われて伸ばしたとも言われています。
こうして少女に言われたことでヒゲを生やし始めたリンカーンは、ヒゲのおかげかどうかは分かりませんが見事に選挙で勝利し大統領になったのです。
このようにしてリンカーンはヒゲがトレードマークになったのですが、本当はヒゲを伸ばすのが嫌いだったとも言われています。
大統領という職務上、ヒゲによってより威厳があるように見せたり、相手に表情を読み取らせないようにカモフラージュする必要があったのでしょうね。