脱毛のために電車で2時間かけて病院へ
ヒゲ脱毛を神奈川クリニック(※当時。今の神奈川クリニックとは別物)で受診することにした私は、電話で予約をした初診日に受付に行きました。
私が出向いたのは仙台院。
当時の赴任地では信頼できそうなクリニックがなかったため、わざわざ電車で2時間ほどかけて東北最大の都市へ。
駅前のビルの4Fにあるクリニックは普通の病院と大差ない佇まいで、しばらく雑誌を読んで待合室のソファで待ちます。男性と女性の待合室が受付から左右へ分かれていて、顔を合わせることはありませんでした。
まあ私は「ヒゲ脱毛は仕事に必要だ」という自分に対する大義名分を用意したので、その点では人目は気になりませんでした。
また住んでいる街とは違う場所で受診したため、知り合いに会う可能性がないのも良かったかもしれません。
初診の感想は「痛い」
待っている間に問診票を書き、診察室に呼ばれてドクターと面談です。
ヒゲの生えるメカニズムと脱毛の原理、機器の仕組みや治療のコース・料金について説明を受けます。
また治療中のトラブル事例や、レーザー脱毛に伴う「痛み」についても釘を刺されました。
私は「少しくらい費用が高くても徹底的に・根こそぎヒゲを駆逐したい」という希望を伝え、顔全体の脱毛10回コースを選択しました。
費用は正確には覚えていませんが12万円前後だったと思います。
健康保険は適用外なので全て自費。
まず、現在の状態を記録するために顔写真を撮られました。
正面から、横から、あごの下からなど何枚か撮られた後、機器と肌の相性を見るためにレーザーのテスト照射を行うとのことで、奥の施術室へ案内されます。
レーザー脱毛は機器の出力を上げれば効果は強くなりますが、その分肌へのダメージも大きくなり痛みも強くなっていきます・・・。
一方で出力を弱めると痛みと肌の負担は少なくなりますが脱毛効果がちゃんと出ません。
その辺りのバランスは人によって異なるので、何度か出力を変えてスポット照射を行い、様子を見るのだそうです。
治療台に仰向けに横になり目隠しをされ、施術担当の看護師さんがアゴ下に機械を当てて・・・バチン!!
い、痛い。
「え、これマジ? ちょ、待って」っていうくらい痛いです。
油断していると失禁するかもしれません。
ドクターからは「輪ゴムを引っ張って離した時の痛さ」と説明を受けましたが、どんだけ強力な輪ゴムをどんだけ全力で引っ張ってるんだという感じでした。
3回ほどバチンバチンとやられたあと、肌の様子を見るために10分ほどベッドの上で休憩です。
幸い、私のお肌には特に問題が見られなかったようですが「大丈夫そうなので出力は一番強いので行きますね」と看護師さんがサラッと仰るのを聞いて、軽く血の気が引いたのを覚えています。
体には毛布がかけられているのですが、その下ではギュッと拳を握って脇を締め、体を固くして全力で対ショック姿勢を取る私がいました。情けないですがそれくらい痛い。
ヒゲが密集している部分が痛いので鼻の下が鬼門だと脅されたのですが、私はそれほどでもありませんでした。
逆にあごの骨に沿った耳の下からあご先までのラインが辛かったです。
バチンバチンとレーザーを当てていく時間はとても長く感じるのですが、実際は10分から15分くらいでしょうか・・・。
それが終わるとしばらく冷却のために寝たまま休憩。
次の診療の予約を入れて、化膿止めのステロイド軟膏をもらって帰りました。
脱毛したところを掻いたりすると菌が入って毛嚢炎(もうのうえん)というニキビのような症状が出るそうなので、あまり脱毛した箇所を触らないようにします。
2~3回通ってしまえば、歯医者さんとか美容室みたいな感覚でサクッと行けるようになるんですけどねw
実際の治療~2回目以降~に続きます