イセアクリニックから男性専門の美容クリニックとして独立し、「ゴリラ脱毛」のブランドネームを最近目にする機会も増えてきました。
これまでは脱毛料金が高めで通院回数に制限があり、万人向けにはちょっと厳しい印象でしたが、2015年の12月に料金・メニューを大改定。一気に業界最安レースの有力候補へと躍り出ています。
日本一のヒゲ脱毛マニアである筆者はこの知らせに大興奮し、身の程もわきまえずにさっそくゴリラクリニックに電話。
ちょっとお話聞かせて欲しいんですけどー!と軽やかに土下座したところ、なんと気軽にOKがもらえちゃったのです。
2月某日、新宿院で院長先生にお話を伺ってきましたのでじっくりご覧ください。
このページの目次
男性専門に特化することで利用者が大きく増えた
管理人:
本日はよろしくお願いします。
ゴリラのようなムッキムキで強面の先生が出てくるのではないかと想像していたのですが、優しそうな方で安心しました。
稲見院長:
(笑)こちらこそよろしくお願いします。
本日のお医者さん
ゴリラクリニック総院長 稲見 文彦 先生
管理人:
ゴリラクリニック新宿院で、一日に来院される脱毛利用者は何人くらいですか?
稲見院長:
40名~50名くらいです。
管理人:
多いですね!
施術室はいくつあるんですか?
稲見院長:
レーザーの施術室は5箇所ですね。
管理人:
ゴリラ脱毛の利用者さんは増えている印象がありますか?
稲見院長:
そうですね。ありがたいことに非常に増えています。
管理人:
脱毛の利用者が増えている直接の原因はあるのでしょうか?
稲見院長:
男性の容姿に対する意識が変わりつつあるということが考えられますよね。
またゴリラクリニック特有の理由としては、男性専門と女性専門の病院に分けたことに大きな意味があったと思います。
男女を完全に分けたことで、男性には男性の、女性には女性の特有の悩みを真に受け止めることができるようになりました。
ゴリラクリニック公式サイトより。男性向けブランドとしてキャラクターを展開
管理人:
以前はイセアクリニックという名前で男女共用のクリニックでしたよね。ゴリラクリニックとして男性専用にリニューアルしたということは、男性利用者の需要がそれだけ強いのでしょうか?
稲見院長:
そうですね。
男女分けたことでさらに男性会員が増えたといういいサイクルになっています。
男性と女性をきっちり分けることでお客様にとって良い環境作りができ、より男性に特化した質の高いサービスを提供できるようになりました。
それが来院者様が増加した原因だと思っています。
管理人:
なるほど。
確かに、できれば男性専門の病院で脱毛したいなと思うかもしれません。
私はもう慣れちゃったので別に気になりませんけど。
稲見院長:
異性がいるとお互いに気まずいというお声を多くいただきまして、しっかり分けなければいけないなと痛感しています。
管理人:
多くの方は自分の見た目にコンプレックスがあって美容外科に来るわけですから、異性に見られたくないのはありますよね。
稲見院長:
ええ、そうだと思います。
痛みの少ない新機材「メディオスターNeXT」を導入予定!
管理人:
こちらで使われている機材についてお尋ねします。
脱毛機材はダイオードレーザーとヤグレーザーを使い分けていると伺っていますが、間違いないでしょうか?
稲見院長:
そうです。
一般的な機械ですし、効果も実証がきちんとされていますので、当院でも取り入れています。
管理人:
最近よく耳にするんですが、あまり痛くない「メディオスターNeXT」という脱毛機材について、どう思われますか?
稲見院長:
「メディオスターNeXT」は我々もチェックしていて、当院でも導入を予定しています。
それから・・・さらにもっと優れた機械も登場していまして、そちらも並行して導入を検討しています。
管理人:
いつごろに導入されるのでしょうか?
稲見院長:
メディオスターは昨年からすでにトレーニングを実施していて、3月下旬には正式に導入できると思います。
04/18 追記 新宿本院で稼働開始しました。 |
ゴリラクリニック公式サイトより
管理人:
本当ですか!? それは楽しみです。
相談者さんが一番不安なのは痛みで、費用とは違い前もってハッキリわかりませんよね。
ですから私のところへのご相談が非常に多いんです。
私医者じゃないんですけど(笑)
痛みは結局個人差があって、レーザーが平気な人もいれば涙を流してヒーヒー言う人もいます。
メディオスターで痛みがなくなればヒゲ脱毛を誰にでも勧めやすくなりますね。
ゴリラクリニックは痛みのケアにものすごく力をいれている
稲見院長:
まだ現場にメディオスターが入っていない現在でも、当院では痛みに対するケアには特に力を入れています。
他の病院では麻酔を使わないところや、表面麻酔だけというところもあるのですが、当院では「笑気ガス」という麻酔を使っています。
これは完全に痛みをとるものではないのですが、かなり頭がボーっとして、人によっては全然分からないうちに終わっちゃったということもあります。
鼻からガスを吸い込んでいる間だけ、お酒に酔ったような気分になる
管理人:
笑気ガス麻酔は私もやったことがあります。
確かに酔っぱらったくらいの感じで、私はそんなに痛みを軽減できませんでした。
後で聞いたらお酒に強い人はあまり効かないのだとか?
稲見院長:
ちょっと吸い方にコツがあるんですよね。
僕も自分でレーザー脱毛する時があるので笑気ガスを使うんですけど、「これ以上吸うと意識が無くなっちゃうな、怖いな」と思っても恐れずに深く吸うといいんです。
何度も経験しないとなかなか難しいんですが。
そうすると、ほんとにボーっとしてかなり楽になります。
管理人:
そんなコツがあるんですね。
笑気ガス以外の麻酔の方法もあるんですか?
稲見院長:
表面麻酔というものもあります。
クリーム状の麻酔を塗って、しばらく時間を置くというものです。
表面麻酔も効果はあるんですが、効くのに時間がかかってしまうというデメリットがあるので普通はすぐ効く笑気ガス麻酔を使います。
それでもまだ痛いという方には局所麻酔。
特に鼻下の脱毛が痛いという方が多いのですが、ほっぺたに麻酔の注射をしますと口の周りが全体的にしびれますので、そうすると痛みがまったくわからないんです。
管理人:
歯医者さんの麻酔みたいな感じでしょうか?
稲見院長:
そうそう、それです。
そういう風に痛みの対策をちゃんと取っていますということも、当院にお越しいただければ面と向かってお伝えできます。
また先ほどの新しい機械の話なども提供できますので、ヒゲ脱毛をしようか迷っている方はぜひカウンセリングだけでも来ていただきたいですね。
管理人:
途中で痛いからもう無理だと言って通院を辞めてしまう人は実際にいらっしゃるんでしょうか?
稲見院長:
それは非常に稀です。
皆さん、最初の照射での痛みが一番きついんですが、だんだん楽になっていくんです。
先程も申し上げたように当院では痛みの軽減にとても力を入れていますので、安心して通院いただけると思っています。
効果が定着するまで3回は通院して欲しい
管理人:
ゴリラクリニックでヒゲ脱毛するときの通院間隔はどれくらいでしょうか。
稲見院長:
だいたい2ヶ月半から3ヶ月おきですね。
あまり短いスパンであてていくというのは、一見すると早くヒゲの脱毛が終わるように思えるんですが、実際は難しいと思います。
管理人:
以前、別の美容外科にお邪魔したときは、逆のことをおっしゃっていまして。
2週間おきのサイクルでレーザーを当てて、短期集中でやるシステムだと伺いました。
稲見院長:
そういう病院があることは耳にしています。
我々の考え方とは違いますね。
管理人:
ゴリラ脱毛では、何回くらいの通院で目に見えた減毛効果が出てくるんでしょうか?
稲見院長:
一般的には3回くらいの照射を行うと、ヒゲの減った状態が続くようになります。
誤解のないよう申し上げておきますと、1回でも脱毛の効果はありますよ。
レーザーを当てるとすぐにヒゲが抜けますよね。
ヒゲが少なくなった、ヒゲソリが楽になったという実感はその時点で得られると思います。
ただ残念ながら別の毛穴から生えてきて元に近い状態になっていくから、繰り返しヒゲを焼いて全部の毛穴を徐々に潰していくと。
利用者様が考えている「ヒゲの減った状態」がキープできるようになるのは3回くらいの通院からが目安とお考えください。
管理人:
「照射を定期的に続けてツルツルの状態を維持したい!」という人が多いのですが、例えば1年通ってまた何年も放置していると、ヒゲが何割か戻ってきてしまう例もあると思います。
私のように元々すごくヒゲが濃いタイプの人が「ずっとツルツル」をキープしたいと思ったら、実際にはどれくらいのペースでアフターケア(通院)するのが望ましいとお考えですか?
稲見院長:
もちろんこれも個人差があるんですが、ずっとツルツルにしたいなら2年に1回というところだと思います。
管理人:
私は「歯医者さんの定期検診みたいな感じで年に1回くらい行けば安心だよ」と言っているんですが・・・。
稲見院長:
ああ、確かにそういう風にお考えいただければ非常に分かりやすいですね。
もちろん、どの程度までヒゲを薄くしたいのかという希望や、体質によっても通院回数は変わってきます。
当院ではヒゲ脱毛を4年間回数無制限コースにしましたが、全ての患者様が4年もずっと通い続ける必要があるかと言えばそうではなくて、5回くらいの照射で満足していただけることも多いですよ。
完璧にヒゲをなくしてしまいたい方はある程度通い続けたほうがいいかもしれません。
レーザーによる肌のトラブル予防には薬も有効
管理人:
私は肌が丈夫ではないため、治療を受けると赤くなったり、毛嚢炎(もうのうえん。ニキビのような炎症)ができたりするんです。
これは他の方も皆さん出るものなんでしょうか?
ニキビのように腫れることがある
稲見院長:
毛嚢炎は個人差がありまして、1~2個だけプツプツできる方もいれば、照射したところ全体にバーッと出る方もいらっしゃいます。
毛嚢炎はできる前に予防するのが最も効果的なので、当院へお越しいただいた際、レーザーを当てる前に抗生剤の内服薬を飲んでもらうこともできますよ。
運悪く毛嚢炎が出てしまったらステロイドの軟膏を塗っていただくことになります。
管理人:
あ、予防できるのはいいですね! すごく助かります。
「永久脱毛」=ずっとツルツルではない?
管理人:
「永久脱毛」という言葉についてお尋ねします。
ゴリラクリニック公式サイトで「永久脱毛」という表現が使われているんですが、一方で使わなくなっている病院も結構あると伺ってまして。
「永久脱毛」というのは、何を指して永久と言っているのか、その辺りを教えていただけますか?
ゴリラクリニック公式サイトより
稲見院長:
「永久脱毛」という言葉の定義は決まっていまして、アメリカの電気脱毛協会というところが発表しています。
それによると、最終の脱毛から1ヶ月後の毛の再生率が20%以下であるものは「永久脱毛」と言っていいわけです。
つまり、必ずしも毛がゼロになりますよというわけではない。
皆さんがお考えになる「永久脱毛」のイメージというのはツルツルがずっと続くことだと思いますが、実は違うんですね。
そこに誤解が生じることもありますが、業界としてはそういう定義になっています。
管理人:
お客様の期待値とのズレが生じてしまうので、そのリスクを避けるために「永久脱毛」という言葉は使わないようにしようという流れなんでしょうか。
稲見院長:
そうだと思いますね。
僕たちはカウンセリング時にちゃんとそのこともお伝えします。
脱毛の最適解はエステではなく病院の医療レーザー
管理人:
「エステの針脱毛が痛すぎて無理!」と言ってこちらの病院に来られる患者さんも多いですか?
稲見院長:
非常に多いです。
皆さんに「これまで脱毛の経験がおありですか?」という質問をしますと、「エステで針脱毛をやったけど、もう痛くて痛くてとても無理だった」とおっしゃる方が多いですね。
管理人:
エステにお勤めのエステティシャンの方がレーザー脱毛に来るケースがあると聞きますが、実際にありますか?
稲見院長:
はい。
さすが、よくご存知ですね。
管理人:
それがレーザー脱毛の効果や品質を示す動かぬ証拠だと私は思っています。
稲見院長:
レーザー脱毛の機械というのも、発展途上の部分はあります。完璧じゃない。
ただ現時点で一番いい脱毛方法は、レーザーだと思います。
エステのフラッシュ脱毛や電気針脱毛ではなく。
管理人:
それは効率面や安全面という意味ですか?
稲見院長:
そうです。
トラブルや効果、そういうことを考えると最適解はレーザーだと思います。
エステだと万が一肌に異常があっても処置できませんからね。
病院ならその場で治療できます。
管理人:
先生が直接、脱毛施術を担当されることはありますか?
稲見院長:
そういう場合もありますが、当院の場合は看護士が行うことが多いです。
医師の指導のもとで行っているので問題はありません。
またうちの看護師の研修は非常にしっかりしていて、自信を持っています。
他院の医療脱毛との違いは徹底した「痛みの予防」
管理人:
他の脱毛クリニックに比べて、ゴリラ脱毛が特に力を入れていることはありますか?
稲見院長:
実は、いまの質問でちょっと引っかかるところがあります。
当院は脱毛のイメージが強いのですが、そもそも脱毛専門のクリニックではなくて、脱毛以外にも力を入れています。
例えば目の治療であるとか鼻の治療、これも非常に多いです。
脂肪吸引とか、アンチエイジング、あとはAGA(薄毛治療)とか。
そういう様々な治療に力を入れています。
管理人:
「脱毛クリニック」と呼ばれるとモヤモヤしてしまうと。
稲見院長:
まあ仕方ない部分もありますが(笑)
脱毛専門ではないということは知っておいてくださいね。
管理人:
私はヒゲ脱毛専門のサイトを運営しているので、どうしても脱毛のことばかりになってしまい失礼しました。
ちゃんと読者さんにはアピールしておきます。
「ゴリラクリニックは脱毛以外の治療も充実しているぞ」と。
これで読者さんにも伝わったと思います。
では、しいて脱毛の部分において、他院と比べるとどうでしょうか?
稲見院長:
繰り返しになりますが、痛みに対するケアについて我々は力を入れています。
他院さんでは表面麻酔だけとか麻酔なしという所もありますが、笑気ガスを使ったり、局所麻酔使ったり、それでも駄目なら、もっと強い麻酔方法というのもあります。
その方のニーズとか痛みによって適宜変えることが出来る。これは当院の特長だと思います。
管理人:
その強い麻酔というのは?
稲見院長:
いわゆる静脈麻酔といいまして、点滴をしてそこから眠くなる薬を使うこともできます。
管理人:
結構すごいのが出てきましたね。実際に使うケースってありますか?
稲見院長:
正直、レーザー脱毛はここまで強力な麻酔を使わなければ耐えられないということはありません。
ただ一応準備はありますし、それをちゃんと管理できるスタッフもおりますから、どれだけ痛みに弱い方でも大丈夫です。
それほど気を使って痛みをケアしていますということです。
コンプレックスを解消すれば、もっと積極的に生きられる
管理人:最後に、脱毛したいけどなかなか決心がつかない方に勇気が出る言葉をお願いします。
稲見院長:
ゴリラクリニックはモットーとして「男も美しくあれ」という言葉を掲げています。
そもそも、美しい男とは何だと思いますか?
一言に「美しさ」と言っても、その意味は人それぞれですよね。
私たちゴリラクリニックが考える「美しさ」とは「コンプレックスを感じない姿」です。
他人がどう感じているかは関係なくて、大切なのは自分がどう感じているかなんです。
その人がコンプレックスを感じない姿でいる事が、その人を積極的にさせ、よりその人らしい生き方をサポートするものだと私たちは信じています。
ですから「気にし過ぎ、誰もそんなところ見てないよ」とか、「男なんだから、そんなこと気にしなくていいよ」といった言葉が私たちは大嫌いです。
「男なんだから」?
「気にしすぎ」?
そうではなくて、自分の美しさは自分が決めるものでしょう。
自分のなりたい自分になる、私たちはそんな男性を応援します。
ですから、私たちは患者さんひとりひとりに「あなたのコンプレックスはどこですか?」「治したい所はどこですか?」と問いかけます。
それに向き合ったり、立ち向かったりするためのサポートを、我々スタッフ全員がお手伝いできます。
当院に来るという勇気だけ持っていただければ、後のことは我々がなんとかします!
思い切ってカウンセリングに来てみてください。
管理人:
熱い思いがよく伝わりました。
本日はありがとうございました。
稲見院長:
こちらこそありがとうございました。
その頃からとても情熱的な医師がいるなあ、看護師さんがすごく丁寧な応対してくれるなあと感動していたものですが、数年経ってもその精神は変わっていないようでひと安心です。
今日の稲見先生のお話ですごく共感したのが、「コンプレックスを感じなくなると積極的になって人生が変わる」という言葉です。
私がまさにそれでした。
ヒゲをバカにされるのが嫌でこそこそ顔を隠しながらうつむいて歩いたり、鏡に向かうたびカミソリ負けで血がにじんだ顔を見て悲しい気持ちになったりしていたのが、今は人に会っても「超肌キレイだよね~!」と言われますし、年齢より若々しく清潔に見られるし、脱毛を決断したあの日の自分を今でも褒めています。
ゴリラクリニックは2015年の12月にヒゲ脱毛が回数無制限になり料金が劇的に安くなったので、読者さんにもおすすめしやすくなりました。
男性美容専門に特化したゴリラ脱毛で、あなたも私と同じように小汚い青ひげコンプレックスを解消してみてはどうでしょう。
朝起きて鏡を見るのが楽しくなりますよ!