髭脱毛・病院の裏側(2)看護師インタビュー・後編

このページの目次

レーザー脱毛の痛みについて
脱毛中は保湿が一番大事！
ヒゲ脱毛は信頼できる病院に通おう
おわりに…アドバイスのまとめ

レーザー脱毛の痛みについて

管理人：
こういうお客さんは困る、なるべくやりたくないといったことはありますか？

看護師：
「自分は痛みに強いから、レーザーのパワーを最大にして欲しい」といった人ですね。医療機関ですから決まりがあるので、ご希望通りできない場合もあります。それでもやって欲しいと言い張る方もいて…。お肌のことも心配なので、安全性を考慮してできませんとお伝えすると、ちょっと揉めたりしますね。

管理人：
できるだけ少ない回数で終わらせたいという気持ちもわからなくはないですけど、そこはプロの判断に従って欲しいですね。

逆に痛みに弱くて、途中で耐えられずにレーザー出力を下げるケースはどれくらいありますか？

看護師：
結構多いかもしれないですね。最初のテスト照射で痛くてびっくりして、慌てて「もっと優しくなりませんか！？」とおっしゃる方は多いですね。ちょっと涙ぐむくらいは普通にあります。慣れれば平気だと思いますけど、最初はどうしても痛いですね。

管理人：
痛みを麻酔でごまかす方法もありますよね。笑気麻酔（ガス式の麻酔）を使われる方は、どれくらいいらっしゃいますか？

看護師：
あまり多くないですね。１日1人くらいで、ほとんどやりません。笑気麻酔も痛みが完全に取れるわけではないので、こちらも強くお勧めはしません。痛みが無くなるよりは、痛みがどうでも良いと感じるのですが…痛いのは痛いですからね。

管理人：
私も使ったことがありますが、酔っ払った時の感覚に近いですよね。

看護師：
そうですね。痛みが無くなるわけではないです。

脱毛中は保湿が一番大事！

管理人：
これから来院される患者さんに、これだけは守ってくださいという一番のお願いは何ですか？

看護師：
一番は保湿。お肌が乾燥していると、脱毛の効果もあまりなくなっちゃうし、やけどの原因にもなっちゃうので。毎日、普段から顔の保湿をして下さい。

保湿せずにターンオーバー（編注：肌の新陳代謝のこと）がちゃんとできないと、ヒゲの生え変わりも遅くなってしまいます。効果的にレーザーが毛に届くようにするためには、普段から保湿して下さい。

あと日焼け。これは本当にダメです。脱毛中は絶対に日焼けしないように注意してください。

管理人：
わかりました、お忙しいところありがとうございました。

看護師：
ありがとうございました。いつでも脱毛にいらして下さい。

ヒゲ脱毛は信頼できる病院に通おう

勤務明けでお疲れのところ、お話を聞かせて下さったUさんありがとうございました。

ご覧頂いたように、ヒゲ脱毛は熟練の看護師さんが頭と神経を使いながら手作業で行う治療です。

ここでお伝えしたいのは「脱毛は施術を多く経験して慣れている人にお願いした方がいい」ということ。今回お話を伺った看護師のUさんのように、１日２０人のヒゲ脱毛を２年間続けていて安全ラインを熟知している人と、「脱毛もたまにやったことがあります」程度の人では、治療の正確性や安全性に大きな違いが出るのは当然でしょう。

ですから当サイト管理人は基本的に、色々な脱毛希望者の症例を多く手がけている大手の病院に通うのが最も間違いがないと考えています。Uさんは１日20人程度と仰っていましたので、仮に週5日勤務として計算するとこれまで2年間で9,600件の脱毛をこなしていることになります。これだけの経験があればプロとして自分の肌やヒゲを預けても安心できますね。

個人の開業医でも非常に脱毛に詳しく、マニアックに高度な治療をしている先生もいらっしゃいますが、なにせそういったところを見つけるのが非常に難しいですし、全国展開していないので遠方からは通えません。その上「高いお金を払って試してみたけど実際は期待はずれだった」では洒落にならないので、とりあえず人に勧めるなら間違いのない大手が無難。それが管理人の結論です。