(2016.08.05追記)この記事の情報の一部がすでに古くなっています。 価格や機材の導入状況など最新情報は各クリニックの公式サイト等でご確認ください。 |
最近あちこちで「痛くない」と噂を耳にする、最新型の医療脱毛機材「メディオスターNeXT PRO」でのヒゲ脱毛を予約していたからです。
自称・日本一のヒゲ脱毛マニアである私はこの新機材を試せる日を待ちわびており、寒風吹きすさぶ新宿の街をひとり軽やかにスキップしながら病院へと向かいました。どう見ても変態です。
本レポートでは、脱毛経験が無駄に豊富な私がメディオスターを体験してどう感じたのか、施術の動画も交えてお伝えします!
このページの目次
湘南美容外科クリニック・新宿レーザー院
SBC新宿レーザー院は西武新宿駅のすぐ目の前にあります。
看板と表札には「新宿近視クリニック」などと書かれており、「レーザー院」とか「湘南美容外科クリニック」といった表記がありません。脱毛のダの字もない。
これは公式サイトにも書かれていて予約の時にちゃんと教えてもらえるのですが、時間が経って忘れていると結構焦るので注意が必要です。
ちょっと緊張しますが、自信を持って中に入りましょう。
ちなみにGoogleマップで「新宿レーザー院」と検索した場合も、「新宿近視クリニック」の位置が表示されます。別にバグっているわけではありませんのでご安心を。
朝一番なので待合室は人影まばら。
ここは割りと大きな待合室があり、20人くらい座れるように思えます。
白を基調としたシンプルな内装で、顕微鏡のような目の検査をする機械がたくさん置いてあり、他の場所にあるゴージャス&ラグジュアリーなSBCと比べて「普通の病院」に近い印象ですね。
メディオスターNeXT PRO 治療の流れ
メディオスターによるヒゲ脱毛の大まかな流れ自体は、これまでのレーザー脱毛とほとんど変わりません。
(1)受付、問診票記入 (2)看護師さんのカウンセリング (3)カウンセラーさんの料金説明、支払い (4)医師の診察 (5)個室で脱毛施術 (6)次回の予約をして帰る |
初回は説明など含めて1時間くらい、次回以降は30分くらいでしょうか。
手続きや所要時間、事前の説明内容、注意事項もほぼ同じ。ただしSBCでメディオスターの4年間コースを受けると、従来のレーザー脱毛に比べて3万円高い。(※2016年3月10日現在)※2016.07.14追記 湘南美容外科クリニックでのメディオスター4年間コースは新規受付を終了したようです。都度払い9,800円のみ申込可能。
【動画】「メディオスターNeXT PRO」施術の様子
動画をご覧いただければひと目で分かるのですが、「メディオスターNeXT PRO」は従来のレーザ-脱毛とは施術中の動きが大きく異なります。
これまでの医療レーザー脱毛はピストルのように一発ずつ「ショット」していく形で、バチン!バチン!と毎回強烈な痛みを伴い、毛が焦げるニオイが充満した部屋の中で歯を食いしばりながら耐えるという、マゾっ気あふれる「いけにえの儀式」のようなものでした。
・参考動画 アレキサンドライトレーザーによるヒゲ脱毛の様子
メディオスターはこれとは全く違います。
まるでアイロンがけのようにスーッと肌を「滑らせて」施術する方式になっており、肌の同じ部分を何度も往復しながら熱を蓄えて脱毛していきます。
もんじゃ焼きのヘラで肌を撫でられている程度の負担しかなく、「ちょっと冷たいかな? あれ、なんか熱い? う~ん、よくわからん???」と思ってる間に終わりました。
これが「メディオスターNeXT PRO」の写真です。
たたずまいはこれまでのレーザー脱毛器とあまり変わらず、ケーブルがちょっとスッキリした印象。
一方、肌に当てるヘッド部は特徴的ですね。
触れた部分を冷やすための金属パーツと、バルジに効く波長のレーザーを照射する部分とがワンセットになっています。
「痛みがほとんどない」は本当だった!
「メディオスターNeXT PRO」はヒゲ脱毛する時の痛みがほとんどないらしい・・・。
これを初めて聞いた時、「ほんとかぁ? どうせ宣伝で都合のいいこと言ってんじゃね~の~?」と半信半疑だった筆者ですが、すいませんごめんなさい。
まったくもって本当に、驚くほど全然痛くありませんでした。
アレキサンドライトやダイオードのレーザー脱毛の痛みは、よく「輪ゴムピストル」に例えられます。
まあ実際はそんな優しいものでは済まない人もいて、特にヒゲの濃い方だと「ホチキスの針をブスリと刺す」くらいに感じる場合もあるようですが・・・。
とにかく、感じ方の差はあれ結構痛かったわけです。
筆者もこれまでアレキサンドライトとダイオードで20回くらい通院してツルツル肌を維持していますが、
・すでに毛が減っていて痛みが軽減されている
・脱毛に慣れており覚悟が完了している
といった理由から、初めての人に比べると痛みの感じ方は弱いはずです。
それでも「できることならもう行かずに済ませたいなあ・・・」と億劫になるくらいでした。
が、今回のメディオスターはまるで痛くない。
「え、これもう始まってるんですか?」と思わず看護師さんにきいてしまいました。
あまりにも拍子抜けで、効果があるのか逆に心配になるくらいです。
正確には、たまに「ピリッ」とします。
静電気でニットがパチパチする感じ。あるいは電気風呂に入っている時のような刺激。もしくは電気でコリをほぐすと謳っているマッサージ器具といえば伝わるでしょうか?
時折そういったピリピリを感じることはありますが、間違っても「痛い」とか「辛い」という言葉は出てこないでしょう。
負担はまったく感じず、筆者もこれには驚きました。
「メディオスターNeXT PRO」基本的な脱毛のしくみ
従来のレーザーによるヒゲ脱毛の仕組みを大雑把におさらいしますと、毛の黒い色素に反応する波長のレーザーで熱を集め、毛根付近の細胞を焼くことで毛が生えてこないようにするというものです。
細胞を永久的に破壊するのは医療行為にあたるため、エステではできないことから「医療レーザー脱毛」と呼ばれているわけです。
このレーザーは毛穴の深い部分にある細胞を高熱で殺すために強いエネルギーが必要となり、強力なレーザーを肌に照射するため痛みを伴います。
メディオスターの脱毛理論では、毛穴の奥の毛母細胞を破壊するのではなく、もっと皮膚の浅い部分にある「バルジ」と呼ばれる部分を攻撃するのが有効とされています。
(画像は湘南美容外科クリニックのヒゲ脱毛公式サイトより)
簡単に言うと「毛乳頭」とは毛を育てるための苗床であり、「バルジ」は毛の種を作っている場所ですから、「バルジ」を壊せばそもそも毛の種が作られず、毛乳頭があっても毛が生えてこなくなるというわけです。
その「バルジ」は毛根に比べて肌の表面に近い場所にあるため、レーザーの出力を必要としません。
浅い部分に効果のある波長のレーザーでじっくり熱を蓄えることにより、バルジを効率的に破壊することができると考えられます。
これがメディオスターを用いた「蓄熱式脱毛」の簡単な原理です。
脱毛の問題点は全部解消!?看護師さんに質問してみた
せっかくなので、メディオスターの施術をご担当いただいた看護師さんに質問してみました。
ほとんどの方は痛みを感じず、逆に「ちゃんと効いてるの?」と思われるようです。
冷却のためにあらかじめ顔全体へジェルを塗る工程が増えたので、お一人にかかる時間は従来とあまり変わりませんが、お客様のストレスはかなり減って楽になったと思います。
従来のレーザーですと毛周期の関係で3ヶ月くらい空けていただきましたが、メディオスターは通院間隔が少し短くても大丈夫です(※)。
※編注 レーザー脱毛は成長期のヒゲにしか使えないが、メディオスターなら毛の退行期でも効果が期待できるため通院可能なタイミングが広い。 |
またメディオスターは瞬間的に熱で毛を焼く仕組みではありませんので、焼けカスが膨張して毛穴が青黒く目立つ「泥棒ヒゲ」とも無縁です。
※編注 もうのうえん:毛穴が化膿してニキビのようにプツプツと腫れる炎症 |
ですから施術後1~2週間では脱毛効果がハッキリ実感できないというのが、人によっては不満に感じるかもしれません。
おそらく3ヶ月くらい経った時点で、いきなりヒゲが生えてこなくなって効果を実感できると思いますよ。
結論:「これ一台で全部解決」は本当!混む前に1秒でも早く行ったほうがいい
今回メディオスターでの脱毛を経験して筆者が感じたことを率直に表現するならば「ヒゲ脱毛の革命」となるでしょう。
・痛みがほとんどない |
もうこれだけで従来のレーザー脱毛の欠点をほぼ克服していると言えます。
これまで筆者が当サイトを通じて説明してきた注意点は、メディオスターの登場によって過去のものとなりました。もうこのサイトいらないんじゃないかなw
筆者がメディオスターの施術を受けてから7日後の写真です。
毛嚢炎も泥棒ヒゲも全く見られません。
ちなみに従来のレーザー脱毛を受けた後はこんな感じでした。
よーく見るとヒゲの焼け残りがブツブツと盛り上がっているのがわかるでしょう。
筆者のように肌が弱いタイプは化膿して毛嚢炎ができることもあります。
はっきり言って、これだけのメリットがあるならメディオスターの選択を迷う必要は全くありません。
一秒でも早く予約を入れて、大混雑する前にさっさと「勝ち抜け」すべきです。
数年後にはこの脱毛方式が常識かつ大ブームとなり、どこも予約いっぱいでなかなか通院できないという状態が簡単に予想できます。
(16.07.14追記)予想通り、申し込み殺到でキャパオーバーしたらしくコースが受付終了しています。 コース利用を希望される方はゴリラクリニックが候補になりますね。 |
<脱毛が終わらない人にありがちなパターン> レーザーが痛いから行きたくない上、通院間隔も長い |
こういう負のスパイラルに陥るのが最悪のパターンで、「安くても何のメリットも得られなかった・・・」なんてことになりかねません。
その点メディオスターであれば次のような循環が考えられます。
<メディオスターを使った場合のパターン> 痛くないから気楽に通えて、通院間隔も短い |
これらを総合的に判断して、もし筆者が今初めてヒゲ脱毛するなら迷わずメディオスターを選びます。間違いなく。
メディオスターと従来の医療レーザ‐脱毛の簡単な比較表
本当にこれ1台でヒゲ脱毛が抱えていた欠点を全て解消したと言っても言い過ぎではありません。
唯一の懸念は、新しい機材なので「どういう体質の人にどれだけの効果があるのか」というデータがレーザー脱毛に比べて少ないところでしょうか。それでもメリットのほうが明らかに大きいですけど。
数年後には間違いなく主流になっているであろうこの機材、まだ正式導入しているクリニックは少ないのが現状です。
この記事をたまたま読んだあなたは今のうちにお近くの病院でメディオスターがあるところを探して、すぐに脱毛してしまった方がいいですよ、マジで。
(16.07.14追記)やっぱりと言うべきか、湘南美容外科ではメディオスター希望者が殺到したのか4年間コースの受付を終了しています。ヒゲ脱毛でメディオスターを希望する場合は1回ごとの割高なプランで申し込むか、ゴリラクリニックのように引き続き4年間無制限でメディオスターOKにしているところを探すしかありません。いずれ同じように予告なしで終了する恐れがありますので、思い立ったら早めに申し込んでしまったほうがいいと思います…。 |
今回取材した湘南美容外科では、以下の地域でメディオスターを導入済みだそうです。
おそらく今後も増えていくと思われますので、お近くにない方はこまめにチェックしてみてください。
新宿本院、池袋西口院、池袋東口院、湘南メディカル記念病院、町田院、横浜院、藤沢院、川崎院、千葉院、名古屋院、大阪駅前院、MAME心斎橋院、京都院、神戸院、那覇院、札幌院、仙台院、SMC横浜院、SMC大阪院、新宿レーザー院、西新宿男性レーザー院
※2016年4月29日現在。最新情報は公式サイトでご確認ください。